女性が清く正しく美しく働ける世界をつくる
WTW協会代表理事
能登すみれです
待機児童で悩んでいるのは働くお母さんだけではない
幼児教育・保育の無償化が発表され、いろんな意見が飛び交っていますね無償の前にやることがあるのでは?という意見をたくさん見かけます
無償の前に待機児童の解消をお願いしたい
私もそう思っている一人です
私はまだ子供はいませんが
待機児童問題に直面しています
子供が待機児童になるかもしれないから生むか生まないか?を悩んでいるわけではありません
(確かにここはかなりネガティブな部分ですが)
一緒に働く認定講師のお子さんがまさに待機児童なのです
全然入れない
幼稚園すら入れない
本当に困っています!!!
待機児童ってお母さんだけの問題だと思われがちですが
社会全体の問題だと思います
働きたいと思っているのに働けない
のと同じように
働いて欲しいと思っているのに働いてもらえないのです
お子さんが待機児童になってしまっている認定講師にももっと働いて欲しいと思っています
本人も働きたいと言っているので
働けないことが残念でなりません
せめて週3日でも…いや2日でもいいから預けられたら変わるだろうに
(私たちは個人事業主なので融通がききます)
やる気があるのがわかっているから働いて欲しい
もっと色んなことに挑戦して欲しい
その人のスキルを活かしてほしい
でもそれが出来ません
お子さんを預けるところがないと誰かが見ないといけないのですから
会社も同じで
産休・育休を取得した後どうなるのか?がわからないと
組織作りを考える時にかなり悩ましいと思います
戻ってくるのか?来ないのか?
仕事を用意しておくべきなのか?
他の人の配置はどうすれば?(←ここ重要)
保育園に入れたら戻りますという条件では
一体いつ戻って来れるのかがわからなくて雇う側もストレスを感じているのではないかな?
一人の席を用意し、仕事を用意し
予算も割り当てられるわけです
個人には割り当てられないとしても部や課と言ったグループにはしっかり割り当てられます
戻って来れることが明確ならば
それに合わせてスケジュールを組むのに
それが出来ない状況なんですよね
戻れると思って予定していたのに戻れなかった場合
その仕事が他の人に割り振られ、負荷が増えることになります
(もう少しの間だけ頑張って踏ん張って!みたいに言われた経験があります)
負荷を増やされた人は不満がたまるでしょうね…
戻った後のお母さんも肩身が狭いのでは…
部署内も少しギスギスするかもしれません
ギスギスしている部署をまとめる中間管理職も疲れるでしょうね
たった一人の待機児童で嫌な気持ちになる人はたくさんいるのです
だからこそ改善して欲しい
待機児童問題は働くお母さんだけの問題ではないと思います
保育園に預けることが当たり前に出来るように税金を使って欲しいです
保育園に落ちた、日本死ねが話題になったのは二年以上前ですね
まだまだこの状況は改善の兆しが見えません
残念ながら数年では無理だろうと思います
保育園、そんなに足りないなら作ればいいのでは?なんて思って
保育園の作り方を調べた私が言います
一年じゃなかなか難しいです
しかもそんな突貫工事で作ったようなところにお母さんもいれたいと思わないですよね?
ある程度の安心がセットになっていないと
大事な子供は預けられないし、保育園側も預かれません
保育園を増やすハードルが低すぎると事故が増えてしまう可能性が出てくるんですよね
本当に難しい問題だと思います
そんな中でどう動いていくのか?
親として子供を育てるためにどんな選択をするのか?
現実を受け止めて今自分の出来るベストな方法を模索すること
そう、もう今目の前に起きていることは変わらないのですから
その中でどうにかする方法を考える
これが大事なんです
待機児童の認定講師とも
どんな形なら仕事を続けらるか?と相談しています
仕事をしたいなら仕事ができる方法を模索するのが解決への近道だと思います
この切り替えが女性はとても苦手です
怒っているだけでは何も変わりません
何をしていけばいいのか?を考えていくこと
どんなときにも課題解決の方法を模索すること
これが出来るようになると自分が思ってもいなかったような解決方法が表れて
状況が一変するかもしれません
だからこそ来年は多くの女性の「課題解決能力」を磨いていただきたいなと思っています!
自分がどう動くかで未来はいくらでも変えられます
感情より行動です
行動を重視できる女性になっていきましょうね!